◎ 化膿性関節炎について
■どんな病気ですか? 肘や膝、股関節などの関節部が、化膿して赤く腫れたり膿が出たりする病気です。
■原因は何ですか? 細菌が血流に乗って関節内に入ることで発症します。その他に、糖尿病の存在や、副腎皮質ステロイド薬などを内服している場合なども発症しやすくなります。
■どんな症状がおきますか? 関節に膿がたまり、熱を持って腫れてきます。時には全身の発熱や、軟骨や骨に感染が及ぶ場合もあります。(乳幼
児の場合は、関節軟骨が柔らかいために、治療後に骨や関節の成長障害を起こす事もあります)。
■検査や診断法は? 問診や触診の他に、血液検査で、白血球の数の増加や、炎症反応の変化をみます。また、関節内に貯まった関節液を採取して、菌を見つけます。
その他、単純レントゲンやMRIなどの検査を行う場合もあります。
■治療法は? 局所の安静をとり、内服や点滴注射で抗生物質の全身投与を行います。また注射で関節の中の膿を排出したり、洗ったりします。十分な効果が得られない場合や緊急を要する場合には手術が行われます。
■後遺症はありますか? 関節に変形や痛みが残ったり動きが悪くなったりする場合もあります。
■最後に 化膿性関節炎は、現在でも治療が難しい病気のひとつです。早期の診断が重要なので、なるべく早く整形外科医の診察を受けるようにしましょう。
(みやお整形外科・宮尾康平院長/行徳新聞20080725号)